こんにちは!
東京オリンピック開催まで1年を切りましたね。
開催まであと少しと言うところでIOC(国際オリンピック委員会)がマラソンと競歩の開催地を札幌に変更する決定を下しました。
これには驚きですよね。
そこで、マラソンと競歩の開催地を札幌にした際のメリットとデメリットについてまとめました!
札幌開催のメリット
マラソンと競歩を札幌開催にした際のメリットについてまとめると
・東京よりも少し涼しい
・ドーハでの二の舞を防げる
これらそれぞれについて解説をしていきます!
東京よりも少し涼しい
IOCが開催地を札幌に変更する背景としては東京が暑すぎることです!
実際に2019年8月上旬の札幌の気温を見ると30度を下回る日が多くあることがわかります!
↓2019年8月の札幌の気温
引用:goo天気
ただ、札幌でも暑い日は35度近くまで気温が上昇しています。
日によっては東京とあまり気温が変わらない日もあることがわかります。
↓2019年8月の東京の気温
引用:goo天気
部分的に見ると気温が東京と変わらない日があります。
しかし、全体的に東京よりも気温が低いのでIOCとしては札幌開催を望んでいるのでしょう。
ドーハでの二の舞を防げる
引用:東京新聞WEB
9月末〜10月上旬まで世界陸上ドーハが開催されていました。
ドーハでは暑さを考慮してマラソンと競歩の開始時間を深夜12時と11時30分と夜中に実施。
しかし、女子マラソンの完走率60%以下と多くの選手が暑さで途中棄権をする結果 となり選手やコーチ陣からの批判の声が多く上がりました。
IOCは「選手ファースト」を掲げている以上、世界陸上ドーハでの二の舞は避けたいところなのでしょう。
世界陸上ドーハでの競歩・マラソンを参考にするとIOCが変更を決めたのもわかりますね。
実際、世界陸上の競歩50キロで金メダルを取った鈴木選手も世界陸上について
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”A さん”] 協議人生の中で最も過酷なレースだった [/speech_bubble]
と語っていました。
東京五輪でも世界陸上ドーハと同じような気温になることは考えられる ので選手にとっては2年連続過酷なレースを強いることになりますからね。
札幌開催のデメリット
札幌開催のメリットをご紹介しました。
しかし、今回のIOCの提案が急だったこともありデメリットが多くあります。
・コースの選定の必要がある
・ボランティアの確保が必要
・整備に費用がかかる
・遮熱舗装の税金が無駄になる
・購入済みのチケットをどうするか
これらについても1つずつ解説していきますね!
コースの選定の必要がある
札幌開催になった場合は、札幌ドームを発着にするという案まで出ています。
しかし、細かいコースについては改めて考える必要があります。
札幌市では北海道マラソンを開催しているなどの実績はありますが、準備期間が明らかに足りないですよね。
コースの選定→(必要な場合)舗装の整備→テスト大会の開催
を急ピッチで行う必要が出てきます。
明らかに時間が足りないですね。
ボランティアの確保が必要
東京五輪のボランティアのページにあるFAQには以下のような文言があります。
Q:地方在住者が東京での活動となった場合、交通費や宿泊費は支給されますか。
A:活動期間中における滞在先までの交通費や宿泊は、 自己負担・自己手配となります。居住地を問わず全員一律に、滞在先から会場までの交通費相当として1,000円/日をお渡しします。
このことからわかる通り、マラソンと競歩のボランティアになった人は自己負担でホテルを確保しなくてはいけなくなります。
人口が多い東京在住の人がマラソンと競歩に配属となった場合はお金を払ってボランティアに参加する必要が出てきます。
これでは辞退をする人が多く出ることが予想できますよね。
札幌でボランティアを募集する必要が出てきたということになります。
これにも時間が足りなすぎますね。
整備に費用がかかる
コース選定をできたとして、道路によっては整備する必要が出てきます。
整備するにもかなりの費用が必要になってくることは言うまでもありません。
この整備費用をどこが出すのかで一悶着あることが予想できます。
後ほど紹介しますが、国と都は暑さ対策の為に遮熱舗装を実施しました。
多額の税金を出したのに札幌市にまで税金を使うということは考えられません。
ということは、札幌市が負担する必要が出てくるのですが簡単にOKを出すということも考えにくいです。
費用の問題は多くありそうですね。
遮熱舗装の税金が無駄になる
引用:大有建設
東京では、東京五輪の暑さ対策としてマラソンコースを含む109キロの舗装工事を済ませています。
これらの遮熱舗装工事の税金は100億円を超える と言われています。
「遮熱舗装は逆効果」なんて意見もありましたが、多額の税金を使って工事を済ませていることには違いありません。
それなのにも関わらず、札幌市に変更になった場合はこの舗装工事の意味がなくなります。
税金を捨てるようなことになったと考える人も多いでしょう。
この費用は国と都が出していますし、税金を払っている大人たちには見逃すことができないです。
IOCにとっては関係のないことかもしれませんが、東京都にとっては信用問題に関わってくるのでデメリットでしかありませんね。
購入済みのチケットをどうするか
一番の懸念材料はこれではないでしょうか。
新国立競技場が発着となるチケットを販売し、購入手続きまで済ませました。
札幌開催になった場合は払い戻しが必要になります。
また、札幌開催のマラソン大会のチケットを再募集して抽選する必要まで出てきます。
新国立競技場でのチケットに当たった人からすれば不満が出てくるでしょう。
札幌開催で人が集まらなかった場合は世界的に「東京五輪は失敗」というレッテルを貼られることも考えられますね。
チケット問題は観客にとっても組織委員会にとっても大きな影響があります。
ネットの反応は?
ネットではどのような反応があるのかご紹介します。
マラソンの札幌開催問題。集団的無責任体制の安倍も森も小池も我が身可愛さに流れに任せるだけでしょう。誰も本気でない。誰も責任を取らない。戦前と同じ集団的無責任体制。今回もIOCを悪者にして、いかに逃げるかだけしか頭にないでしょう。「温暖」と嘘で始めたオリパラ。嘘は海外では通用しない。
— あらかわ (@kazu10233147) October 17, 2019
東京オリンピックのマラソンを東京から札幌に変更して欲しいとIOCから勧告があったようですが、原発事故や台風被災で、日本はそれどころではないという理由で、東京オリンピック開催の返上も勧告して欲しいです。
— 青木正雄 (@ouendan10) October 16, 2019
東京オリンピック
マラソンは
札幌オリンピック
けっこう衝撃のニュース😅😅🤔💦
しっかり準備してきた
東京担当のスタッフさん
かわいそう。。。😭 pic.twitter.com/EgBN4QQhEN— ラッキークリプトライラック (@deepripple) October 17, 2019
マラソンが札幌で見られたら棚ボタよな〜
思いながらのグッモーニン。 pic.twitter.com/4ensrKFS1u— 牡蠣フライ (@kakifly100m) October 16, 2019
なんと東京五輪マラソンが札幌で⁈正直今更なんで⁈。それぞれメリットデメリットありますが…みんな困惑するから、早く決めてよ!って感じですね⁈
メダル狙うなら東京。走りのダメージを極力防ぐなら札幌。しかし、今回の問題は開催地に決定権限はないんだ⁈いいなりなんだ…そんな組織いいのかな⁈— 原晋 (@hara_daisakusen) October 17, 2019
「急に開催地が変更になるのは首相と都知事に問題がある」
「もうオリンピックを中止にするべき」
「札幌に来てくれて嬉しい!」
これら3つの意見が多くありました。
↓Twitterと5ちゃんねるを参考にネットの反応をまとめています!

マラソン・競歩の札幌開催についてまとめ!
マラソン・競歩の開催地が札幌になるという決定が下されたようです。
この決定についてメリットとデメリットをまとめると
メリット:選手の安全になる
デメリット:時間が少なすぎる、税金をどうするか、観客をどうするか
ということになります。
開催まで時間が少ない中でこのような波乱があるなんて東京五輪が成功するか心配ですね。
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