日本の排他的経済水域で韓国軍艦船が日本の哨戒機に向かって火器管制レーダーを使用した事件で連日報道されていますよね。
↓この件については別の記事で詳しく解説しています。

この時の哨戒機でのやり取りの映像などが公開されていますが、どのような経緯で公開されたのでしょうか。
また、韓国曰くこの映像には証拠が不十分とも言われていますが、安倍首相の狙いは何なのでしょうか。
レーダー照射の映像公開の経緯!
最初の報道が出てから日本が映像を公開するまで約1週間程かかっています。
「もっと早く映像公開すればもっと早く解決したんじゃないの?」と思われる方もいると思います。
しかし、映像公開するまでに様々な経緯があることがわかっていますのでまとめてみます。
映像公開の経緯
①日本の自衛隊機が火器管制レーダーを探知
②日本が韓国側に説明を求める
③韓国が反論
④日本が韓国へ映像を提示し説明を求めるが反論
⑤映像公開
当初、日本は火器管制レーダーを探知した際に日本政府は韓国へ説明を求めました。
韓国の返答は「火器管制レーダーを使用していない」という反論でした。
そこで哨戒機のデータを分析したところ韓国海軍の火器管制レーダーの電波であることがわかり韓国側へ提示。
しかし、韓国側は「北朝鮮の漁船を捜索するために使用した」と意見が変わります。
日本がテレビ電話で「漁船の捜索には水上捜索レーダーを使用すべき」と述べるとともに照射したという今回の映像を韓国へ提示しても「照射した客観的証拠にはならない」とさらに反論されます。
そこで日本がYouTubeで映像を公開したということですね。
日本は証拠を小出しにしながら韓国側からの謝罪を引き出そうとしましたが、韓国政府は反論することしかしてこなかったという印象です。
そして何よりも韓国政府の意見が二転三転しているのが気になります。
韓国政府は韓国海軍からのデータなどの証拠を用意せずに反論しているのでしょうか。
気になるポイント
・韓国政府の証言が二転三転している
・韓国政府からの反論はあるが韓国海軍からは何もない
公開された映像は証拠不十分?
韓国側は日本の公開した映像は客観的証拠が不十分であるという声明を出していますよね。
↓防衛省が公開した動画がこちら
韓国側の主張では「日本側はレーダーを照射されたと言いながら、周波数の特性を一つも公開していない」としています。
韓国側が主張している周波数の特性のデータなどは日本が自衛隊に積んでいる逆探知機などの技術を公開することになってしまいます。
技術を公開するということは日本を守る役割がある自衛隊にとって脅威となりかねないです。
それを公表しろというのは無理があると思います。
また、この映像からは韓国側の主張に矛盾点が生じているのがわかります。
映像公開の狙いとは?
日本の防衛省は映像公開に関して「公開しても韓国はさらに反発するだけ」と反対していましたが、安倍首相が押し切って映像を公開したとされています。
これに関して安倍首相の狙いは何なのでしょうか。
①安倍首相が頭にきていた
狙いなどなく韓国政府の態度に頭に来ていたというニュースがありました。
日本が韓国からの謝罪の言葉や説明を求めていたのにも関わらず主張を二転三転しながら反論してきたことに安倍首相が腹立てたと考えられています。
↓実際にツイッターにもこのような意見が出ていました。
“首相は「韓国に対し相当頭にきていた」”
安倍氏の個人的な感情で外交に重大な影響を与える事項が決まるというのは、普通に考えれば恐ろしいことだけど、安倍氏は韓国相手なら何をやっても国民に支持されると思っているからこそ、平気でこんなことをするのだろうね。https://t.co/SiJpRSHC9v— 芦部ゆきと (@ashibenotomaya) December 28, 2018
常に好戦的だと批判を受けている安倍首相だけに日本国内でも映像公開には賛否両論分かれています。
感情的になった結果の行動なら日韓関係を悪化させるだけになってしまいますね。
②対外諸国に日本の姿勢を示すため
韓国は常に反日的な行動をしてものらりくらりと言い訳などをして逃れている印象がありますよね。
恐らく、韓国からしたら「日本は最終的に穏便に済ませようとする」という印象があるのでしょう。
今回も韓国政府は照射を公表しないように日本へ要求していたという報道もあります。
これに従っていては「日本に何しても大丈夫」という印象がついてしまいます。
日本が「わが国は間違っていることは間違っていると主張する」という姿勢を対外諸国へ示す狙いがあるのではないかと思います。
ただ感情的になって公開に踏み切ったのか
それとも何か狙いがあって公開をしたかによって意味合いが変わってきますよね。
日本の国際社会で不利にならなければいいのですが・・・
↓日本の国際社会への不安を示している人もいました。
ここまで来ると泥沼化するのは日韓問題ではなく、もはや日本の国際社会での立場だ。
レーダー照射ビデオ。
韓国にいら立ちを募らせる安倍晋三首相がトップダウンで押し切った。日本の正当性を世論に訴える狙いだが、泥沼化する恐れもある。 https://t.co/sDCKIq3s9S— 清水 潔 (@NOSUKE0607) December 28, 2018
映像公開についてまとめ!
いかがでしたでしょうか。
安倍首相を代表とする日本政府は韓国からの謝罪が引き出せずに映像公開に踏み切ったということがわかりましたね。
しかし、その映像公開は防衛省からの反対を押し切った安倍首相が公開を強行したという報道があることもわかりました。
今回の事件は戦争に発展しかねない事案であったので日本は毅然とした態度で韓国政府としっかり話し合っていただきたいと思います。
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